[専門科目] 社会と経済専攻
◆◇ 環 境 社 会 学 (’03) ◆◇

 主任講師  法政大学 舟橋晴俊教授  / 北海道大学 宮内泰介助教授
 講義概要
環境社会学とは、環境問題の解明と解決の道の探求を志向する社会学の一領域であり、この10年に目覚しい発展を示してきた。本講義では環境社会学の基本的課題と視点を体系的に提示する。(抜粋)
 講義内容
8.コモンズ ―自然環境と担い手
 1.里山保全
 2.コモンズという考え方
 3.様々なコモンズ−資源管理と重層的な関わり
 4.新しいコモンズと公共性
9.発展途上国と環境問題
 1.ソロモン諸島の森林伐採
 2.インドネシアの大火災と油ヤシプランテーション
 3.発展途上国における持続的発展の試み
10.社会的ジレンマ論
 1.現代の環境問題の特徴とのモデル
 2.えりも岬における森林破壊の事例
 3.社会的ジレンマの解決の道を考える
11.環境負荷の外部転嫁と社会的ジレンマ
   の諸類型

 1.社会的ジレンマの7類型
 2.放射性廃棄物問題の事例
 3.社会的ジレンマの解決の条件
12.環境制御システム論
 1.環境制御システムの果たす役割
 2.環境制御システムの経済システムに対
   する介入の4段階
13.自然エネルギーと地域振興
 1.自然エネルギーの概略
 2.促進のための仕組み
 3.自治体による自然エネルギー導入
 4.企業と市民によるイニシアティブ
 5.まとめ
14.環境基本条例と環境基本計画
     ―自治体総合的環境行政の推進

 1.自治体環境行政の経緯
 2.今日の環境行政の課題と環境基本条例
   の制定
 3.地域環境の総合管理をめざす環境基本
   計画の策定
15.環境問題の解決のために
 1.社会学的な視点ということ
 2.根元から問いを立てるということ
 3.意思決定のしくみを変える
▲up!
1.環境社会学の課題と視点
 1.今日の環境問題の重要性と基本特徴
 2.人類の歴史と環境問題
 3.環境社会学の課題と方法
 4.各章の主題
2.環境問題の初段階
 1.公害・開発問題期の特徴
 2.環境問題の普遍化期
3.公害の原点としての水俣病
 1.奇病の発見
 2.公害病の前兆
 3.原因究明
 4.胎児性水俣病の発見
 5.新潟水俣病、過ちは繰り返された
 6.水俣病裁判
 7.慢性水俣病
 8.水俣病の被害
 9.水俣病の底辺と差別
 10.水俣学の模索
4.新幹線公害問題 ―日本とフランスの比較
 1.公共事業に起因する公害問題
 2.新幹線公害とは何か―名古屋を事例に
 3.公害問題としての特徴
 4.日本における解決努力
 5.フランスにおける新幹線公害対策
5.廃棄物問題を考える
 1.廃棄物問題の特質とその社会的背景
 2.我が国の廃棄物行政の問題点
 3.地方自治体の廃棄物行政
 4.廃棄物問題と住民運動
6.自然環境と社会の相互作用
 1.リリウとアマウ
 2.半栽培
 3.人間のかかわりと生物多様性
 4.半栽培と社会のしくみ
7.農山村と環境問題―有機農業を中心として
 はじめに
    ―生産の場から多面的な機能の場へ
 1.有機農業の地域的展開
 2.山村のレジャー・スポーツ化にみる環境問
  題と環境保全の試み
 3.様々な実践的試みが持つ内発性と可能性
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