[一般科目] 社会系
◆◇ 21世紀の社会学(’03) ◆◇

 主任講師  船津 衛(放送大学)/山田真茂留 (早稲田大学) /浅川達人(放送大学)
 講義概要
まえがき
21世紀の社会は変化・変動の著しいものとなっています。グローバル化、情報化、高齢化、少子化などが急速に進行し、また、戦争、テロ、災害、環境破壊が各地において引き起こされてきています。このような21世紀の社会に関して、社会学はその現実と変化の様相を具体的に解明し、その問題点を浮きぼりにし、その上で、あるべき方向を明示する必要があるといえましょう。 本書は、このようなことのために、自我・自己、都市、集団・組織、集合行動、ジェンダー、宗教、情報、災害、高齢者、病い、死などの新しい社会現象について具体的に考察し、そこから、21世紀の社会学の課題を明らかにして、社会学の新しいあり方を模索していくことを目的とする
 講義内容
8―身体感覚とリアリティ
 1.視覚と嗅覚
 2..「まなざし」VS.「におい」の歴史
 3.私的空間と内密の香り
9―世俗化と現代宗教
 1.現代日本人の宗教性
 2.世俗化の意味
 3.今日的信仰の諸相
10―情報とコミュミケーション
 1.情報と現代
 2.コミュニケーションと現代
 3.情報・コミュニケーションと社会
 4.「開いた道徳」の可能性
11―災害と社会
 1.社会情報論的アプローチ
 2.組織論的アプローチ
 3.地域社会論的アプローチ
 4.災害社会学の構築を目指して
12―高齢者の社会関係
 1.ソーシャル・ネットワーク
 2.ソーシャル・サポート
 3.社会関係の構造に関する概念図式
 4.社会関係の説明モデル
13―健全さと病いの物語
 1.「病い」へのアプローチ
 2.近代社会と「回復」の物語
 3.病いとしての吃音
 4.まとめ
14―<死>の受容と<生>の技法
 1.現代における暴力と死
 2.隠蔽された死
 3.飼いならされた死から見えない死へ
 4.<死>の受容と<生>の技法
15―21世紀社会のゆくえ
 1.消費社会と豊かさ
 2.ポストモダニティと再帰性
 3.リスク社会とつながり
▲up!
1―21世紀の社会学とは
 1.「リスク社会」の到来
 2.社会学的方法の革新
 3.意味・内的世界の解明
 4.「リスク社会」の乗り越え
2―現代社会における自己の諸相
 1.自己の定義
 2.G.H.ミードの「自己」
 3.E.ゴッフマンの「自己」
 4.ポストモダンの自己
 5.物語自己
 6.まとめ
3―都市空間の社会学
 1.社会地図と都市の空間構造
 2.東京圏の空間構造
 3.知見の整理と今後の課題
4―集団・組織と新しい関係性
 1.現代社会と集団・組織
 2.官僚制組織の諸問題
 3.新しい関係性
5―集合行動へのアプローチ
 1.社会変動と社会不安
 2.動機としての不満
 3.動因と不満の解釈
 4.集団行動研究
6―共同性と公共性
 1.大衆化と共同性
 2.個人化と公共性
 3.情報化と公共圏
7―ジェンダーと現代
 1.セックスとジェンダー
 2.個人の問題としてのジェンダー
 3.社会と文化の問題としてのジェンダー
 4.テレビ・アニメに現れたジェンダー
 5.分業から分担へ
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